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Linux基礎:ファイル情報を表示するコマンド

ファイル情報を表示するコマンド
Linux システムでファイルを扱う際には、中身を直接確認するだけでなく、行数・単語数・バイト数 といった統計的な情報を知りたい場面があります。ログファイルの行数を確認したり、ディレクトリ内のファイル数を数えたりする作業は、日常的なシステム運用の一部です。こうしたときに便利なのが wc コマンド です。
wc は「word count」の略で、ファイルの内容に基づいて行数・単語数・バイト数を出力します。オプションを指定すれば、必要な情報だけを取り出せるため、スクリプトや監視処理にも応用可能です。

1.wc コマンドの基本
1.1. コマンド概要
wc コマンドは、ファイルの行数・単語数・バイト数を集計して表示します。特定のオプションを指定すれば、行数だけ、バイト数だけなどに絞って出力することができます。
書式
wc [オプション] [ファイル名]1.2. 主なオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -l | 行数だけを表示する。 |
| -w | 単語数だけを表示する。 |
| -c | バイト数だけを表示する。 |
| -m | 文字数を表示する(マルチバイト対応)。 |
| -L | 最も長い行の文字数を表示する。 |
2.wc コマンドの使用例
2.1. ファイル情報の確認
例: /etc/hosts の行数・単語数・バイト数を確認
[user@rocky9 ~]$ wc /etc/hosts
2 10 158 /etc/hostsこの場合、2 行、10 単語、158 バイトであることを意味します。出力順序は「行数 → 単語数 → バイト数」です。
2.2. 行数だけを表示
例: /etc/passwd の行数のみを確認
[user@rocky9 ~]$ wc -l /etc/passwd
37 /etc/passwdファイルの総ユーザー数を把握するために利用できます。
2.3. パイプとの組み合わせ
ls コマンドなどと組み合わせると、ディレクトリ内のファイル数を数えることが可能です。
例: /etc ディレクトリ内のファイル数を確認
[user@rocky9 ~]$ ls /etc | wc -l
245このように wc コマンドはファイル数の集計に活用できます。
2.4. 最も長い行の文字数を確認
例: /etc/services の中で最も長い行の長さを確認
[user@rocky9 ~]$ wc -L /etc/services
132 /etc/servicesテキスト処理で行の長さ制限を確認したい場合に便利です。
3.応用例
3.1. ログ解析での利用
大規模ログファイルの「行数」を wc -l で確認することで、ログの蓄積量を把握できます。
3.2. シェルスクリプトでの利用
定期的に特定ディレクトリのファイル数を確認し、閾値を超えたら通知する、といったスクリプトでも wc が役立ちます。
まとめ
- wc コマンドは 行数・単語数・バイト数 を確認するための基本コマンド。
-l,-w,-cなどのオプションで必要な情報を絞り込める。- 他コマンドと組み合わせることで、ファイル数やログの規模を効率的に調べられる。
日常的な Linux 管理において、wc はシンプルながらも非常に強力な補助ツールです。
