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Linuxコマンドの基本:lsコマンドのオプション

lsコマンドのオプション
lsコマンドは、Linuxの基本的なコマンドの一つであり、ディレクトリ内のファイルやディレクトリを一覧表示するために使用されます。しかし、その機能は、それだけに留まらず、オプションを指定することで、デフォルトとは異なる動作をさせることができます。ここでは、lsコマンドの主なオプションについて詳しく解説します。

コマンドラインオプションとは
多くのLinuxコマンドは、コマンドライン引数として-(ハイフン)で始まる追加の引数を指定できます。これをコマンドラインオプション(または単にオプション)と呼びます。オプションを指定することで、コマンドの動作を変更し、より詳細な情報を得たり、表示形式を調整したりできます。
lsコマンドの主なオプション
以下に、lsコマンドでよく使用されるオプションをまとめます。
| オプション | 説明 |
|---|---|
-l | ファイル名だけでなく、ファイル属性などの詳細情報を表示する。 |
-a | 隠しファイル(.で始まるファイル)も含めて全てのファイルを表示する。 |
-F | ファイル名の後ろにファイルの種類を表す記号を追加して表示する。 |
-lオプション:詳細情報の表示
-lオプションを付けると、各ファイルの詳細情報が一覧表示されます。これは非常によく使われるオプションです。
-lオプションで表示される各項目
-rw-rw-r-- 1 user01 user01 43 9月 28 11:12 file
上図の出力の各項目の意味は以下の通りです。
- ファイルタイプ(
-)
最初の文字(-)でファイルの種類を示します。-は通常ファイル、dはディレクトリなど。 - パーミッション(
-rw-rw-r--)
次の9文字で、ファイルやディレクトリのアクセス権限を示します。 - ハードリンク数(
1)
ファイルやディレクトリに対するハードリンクの数を示します。 - 所有者(
user01)
ファイルやディレクトリの所有者を示します。 - 所有グループ(
user01)
ファイルやディレクトリの所属グループを示します。 - ファイルサイズ(
43)
ファイルのサイズをバイト単位で示します。 - 最終更新日時(
9月 28 11:12)
ファイルやディレクトリの最終更新日時を示します。 - ファイル名(
file)
ファイルやディレクトリの名前を示します。
使用例
まず、ファイルを作成します。
user01@ubuntu:~$ date > file-lオプションを使用して、ファイルの詳細情報を表示します。
user01@ubuntu:~$ ls -l
合計 40
-rw-rw-r-- 1 user01 user01 43 9月 28 11:12 file
drwx------ 4 user01 user01 4096 9月 21 00:00 snap
drwxr-xr-x 2 user01 user01 4096 9月 14 22:50 ダウンロード
drwxr-xr-x 2 user01 user01 4096 9月 14 22:50 テンプレート
...(以下省略)...-aオプション:隠しファイルの表示
-aオプションを指定すると、通常は表示されない隠しファイル(ファイル名が.で始まるファイル)も含めて、全てのファイルを表示します。
使用例
user01@ubuntu:~$ ls -a
. .bashrc ドキュメント
.. file ビデオ
.bash_history snap ピクチャ
.bash_logout ダウンロード ミュージック
...(以下省略)...-Fオプション:ファイル種別の表示
-Fオプションを付けると、ファイル名の後ろにファイルの種類を示す記号が追加され、一目でファイルの種別が分かります。
ファイル種別と記号
| 種別 | 記号 |
|---|---|
| 通常ファイル | (なし) |
| ディレクトリ | / |
| 実行可能ファイル | * |
| シンボリックリンク | @ |
使用例
user01@ubuntu:~$ ls -F
file ダウンロード/ ドキュメント/ ビデオ/ ミュージック/
snap/ テンプレート/ デスクトップ/ ピクチャ/ 公開/不要なファイルの削除
作成したテスト用ファイルを削除します。
user01@ubuntu:~$ rm fileまとめ
lsコマンドは、オプションを指定することで、その出力を柔軟にカスタマイズできます。特によく使われる-l、-a、-Fオプションを活用することで、必要な情報を効率的に得ることができます。これらのオプションを組み合わせて使用し、ファイルやディレクトリの管理をより効果的に行いましょう。
