LPIC-1 101試験模擬問題：09-12

【解説】
A) grub-install /dev/sda が正解です。このコマンドはGRUBブートローダーを指定されたデバイス（この場合は /dev/sda）にインストールします。

B) grub-mkconfig /boot/grub/grub.cfg は誤りです。このコマンドはGRUBの設定ファイル（grub.cfg）を生成するためのものであり、インストールには使用されません。

C) update-grub /dev/sda は誤りです。update-grub はGRUB設定ファイルを更新するためのコマンドですが、インストールには使用されません。

D) grub-configure /boot/grub は誤りです。このようなコマンドは存在しません。

【解説】
A) ディスクの物理パーティションを管理するためのツール は誤りです。物理パーティションを管理するツールには fdisk や parted がありますが、LVMは論理ボリュームの管理に使用されます。

B) 論理ボリュームを使用して柔軟にディスクスペースを管理するためのシステム が正解です。LVMは、物理ボリュームをまとめて論理ボリュームとして管理し、ディスクスペースの柔軟な拡張や縮小が可能なシステムです。

C) RAIDアレイを構成するためのツール は誤りです。RAIDアレイを構成するには mdadm などのツールを使用します。

D) ファイルシステムの整合性を確認するツール は誤りです。ファイルシステムのチェックには fsck などを使用しますが、LVMとは異なります。

【解説】
A) /etc/grub/grub.cfg は誤りです。GRUBの設定ファイルは /boot/grub/grub.cfg に配置されます。

B) /usr/lib/grub/grub.cfg は誤りです。/usr/lib ディレクトリは主にライブラリやバイナリが格納される場所であり、GRUBの設定ファイルはここにはありません。

C) /boot/grub/grub.cfg が正解です。GRUBのメイン設定ファイルはこのパスに存在し、システムのブート時に参照されます。

D) /var/grub/grub.cfg は誤りです。/var はログファイルやキャッシュなどの可変データが格納される場所であり、GRUBの設定ファイルはここには存在しません。

【解説】
A) システムのログファイルが保存される場所 は誤りです。システムのログファイルは /var/log に保存されます。

B) カーネルやブートローダー関連のファイルが格納される場所 が正解です。/boot ディレクトリには、カーネルイメージ（vmlinuz）や初期RAMディスク（initrd）、GRUBの設定ファイルなど、システムのブートに必要なファイルが格納されます。

C) 一時ファイルが保存されるディレクトリ は誤りです。一時ファイルは /tmp に保存されます。

D) ホームディレクトリの一部として使用される は誤りです。ホームディレクトリは通常 /home に配置され、/boot はブート関連ファイル専用のディレクトリです。