新Linux入門|親フォルダもまとめて作れる!mkdirコマンドの便利な使い方

Linuxで新しくフォルダを作りたいとき、どうしていますか?
Windowsなら右クリックで「新しいフォルダー」を選べますが、
Linuxでは mkdirコマンド を使ってフォルダ(ディレクトリ)を作成します。

しかも、このコマンドを使えば、親フォルダをまとめて一気に作成することも可能
 この記事では、AlmaLinux 9.6を例にして、mkdirコマンドの基本から応用までをわかりやすく紹介します。

📂mkdirコマンドとは?

mkdirmake directory(ディレクトリを作る) の略で、
LinuxやUnix系システムで 新しいフォルダを作成するためのコマンド です。

作成先のディレクトリを指定すると、その場所に新しいフォルダが作成されます。
フォルダがすでに存在している場合は、エラーになります。

コマンド書式

mkdir [オプション] ディレクトリ名
項目説明
mkdir新しいディレクトリを作成するコマンド
[オプション]動作を変更するオプション(例:-p、-m)
ディレクトリ名作成したいディレクトリの名前またはパス

💡 ポイント
 オプションをつけることで、親ディレクトリを自動作成したり、作成時のパーミッション(アクセス権)を指定することもできます。

⚙️ 主なオプションと説明

オプション説明
-p親ディレクトリも含めて作成します(存在しないフォルダも自動的に作成)
-m作成時にディレクトリのパーミッション(権限)を指定します。

💬 解説
通常、mkdirは「一段階のディレクトリ」を作るコマンドですが、
-pを使うと中間のフォルダも一緒に作ってくれるので、
「階層構造のあるディレクトリを一気に作る」ことができます。

🖥️ 使用例と出力の解説

① 単一のディレクトリを作成する

[suzuki@AlmaLinux ~]$ mkdir project
[suzuki@AlmaLinux ~]$ ls
project

💬 説明
カレントディレクトリ(今いる場所)に project という名前のフォルダを作成します。
実行後に ls コマンドで確認すると、新しいフォルダが一覧に表示されます。

② 複数のディレクトリを同時に作成する

[suzuki@AlmaLinux ~]$ mkdir dir1 dir2 dir3
[suzuki@AlmaLinux ~]$ ls
dir1  dir2  dir3

💬 説明
1回のコマンドで複数のフォルダを一気に作ることができます。
スペースで区切るだけでOKです。便利ですね!

③ 親フォルダもまとめて作成する(-p オプション)

[suzuki@AlmaLinux ~]$ mkdir -p work/project/src
[suzuki@AlmaLinux ~]$ ls work
project

💬 説明
workproject フォルダがまだ存在していなくても、-p をつけることで
必要な親ディレクトリをすべて自動的に作ってくれます。

📘 イメージ
mkdir -p は、フォルダを「階層的にまとめて準備してくれるアシスタント」のようなものです。

④ パーミッション(アクセス権)を指定して作成(-m オプション)

[suzuki@AlmaLinux ~]$ mkdir -m 755 secure_folder
[suzuki@AlmaLinux ~]$ ls -ld secure_folder
drwxr-xr-x. 2 suzuki suzuki 4096 Oct 28 01:30 secure_folder

💬 説明
-m オプションで、作成するフォルダのパーミッションを数値で指定します。
ここでは 755 を指定しており、以下の意味になります。

権限意味対応するユーザー
rwx読み・書き・実行すべて可能所有者
r-x読み・実行のみ可能グループ
r-x読み・実行のみ可能その他のユーザー

💡 ポイント
パーミッションはあとから chmod コマンドでも変更できますが、
作成時に正しい権限を設定しておくとトラブルを防げます。

🧩 よく使うmkdirコマンドのパターン

コマンド例説明
mkdir newdirカレントディレクトリに「newdir」を作成
mkdir dir1 dir2 dir3複数のディレクトリを一度に作成
mkdir -p parent/child/grandchild親ディレクトリも含めてまとめて作成
mkdir -m 700 private権限700(所有者のみアクセス可能)で作成

⚠️ よくあるエラーと対処法

状況エラーメッセージ対処方法
すでに同名のフォルダが存在mkdir: cannot create directory 'project': File exists同名のディレクトリがないか確認する。
権限のない場所に作成しようとしたmkdir: cannot create directory '/root/test': Permission deniedsudoを使うか、権限のある場所で実行する。
パス指定を間違えたNo such file or directoryディレクトリのパスが正しいか確認する。

✅ まとめ:mkdirコマンドを使いこなそう!

mkdir は、Linuxでディレクトリを作るための基本的なコマンドです。
単純なフォルダ作成だけでなく、階層構造のディレクトリをまとめて作成できる-pオプション や、
パーミッションを設定できる-mオプション など、使いこなすととても便利です。

💡 覚えておきたいポイント

  • mkdir ディレクトリ名 … 新しいフォルダを作る。
  • mkdir -p パス … 親フォルダをまとめて作成
  • mkdir -m パーミッション名 … 権限を指定して作成

これらを理解すれば、もう「フォルダが作れない!」とは言わせません!