
新Linux入門|hostコマンドでドメイン名とIPアドレスを調べる方法
ネットワークのトラブルシューティングやドメインの調査をしているとき、
「このドメインのIPアドレスって何だろう?」とか、
「このIPアドレスはどこのホスト?」と思うこと、ありませんか?
そんなときに役立つのが hostコマンド です💡
host コマンドを使うと、DNSサーバに問い合わせて ドメイン名とIPアドレスの対応関係 を簡単に調べられます。
AlmaLinux 9.6 では標準で bind-utils パッケージに含まれており、システム管理やネットワーク診断で頻繁に使われる便利ツールです。

🌍 hostコマンドとは
host コマンドは、DNS(Domain Name System)を利用して
ドメイン名からIPアドレスを取得したり、逆にIPアドレスからドメイン名を調べたりするコマンドです。
いわば「インターネット上の住所帳」を参照するツールですね📖
⚙️ コマンド構文
host [オプション] <ドメイン名 または IPアドレス>シンプルに見えますが、DNSの仕組みを理解するうえで非常に強力なコマンドです。
🧭 主なオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -a | すべての情報を表示する(詳細モード) |
| -t TYPE | 検索タイプを指定(例:A, MX, NS など) |
| -C | クラスを指定して検索(通常はINクラス) |
| -v | 詳細な出力を表示する(デバッグ向け) |
| -4 | IPv4アドレスのみを表示する |
| -6 | IPv6アドレスのみを表示する |
💬 通常の利用では -t オプションでレコードタイプを指定するケースが多いです。
🧩 主なDNSレコードタイプ
DNSにはいくつかのレコードタイプがあり、目的に応じて取得する情報が異なります👇
| 検索タイプ | 説明 |
|---|---|
| A | ホスト名から IPv4 アドレスを取得(デフォルト) |
| AAAA | ホスト名から IPv6 アドレスを取得 |
| MX | メールサーバ(Mail Exchange)の情報を取得 |
| NS | ドメインを管理しているネームサーバの一覧を取得 |
| CNAME | 別名(Canonical Name)を取得 |
| PTR | IPアドレスからホスト名を逆引きで取得 |
これらを指定することで、より詳細で正確なDNS情報を得ることができます🔍
💻 コマンドの使用例
① ドメイン名からIPアドレスを取得する
[suzuki@AlmaLinux ~]$ host www.google.com
www.google.com has address 142.250.207.100
www.google.com has IPv6 address 2404:6800:400a:80a::2004🌐 このように、ドメイン名からIPv4とIPv6の両方のアドレスが取得できます。
② IPアドレスからドメイン名を逆引きする
[suzuki@AlmaLinux ~]$ host 142.250.207.100
100.207.250.142.in-addr.arpa domain name pointer nrt12s30-in-f14.1e100.net.🔁 このように「逆引きルックアップ」を使えば、
IPアドレスがどのホスト名に対応しているのか確認できます。
③ メールサーバー(MXレコード)を調べる
[suzuki@AlmaLinux ~]$ host -t MX yahoo.co.jp
yahoo.co.jp mail is handled by 10 mx3.mail.yahoo.co.jp.
yahoo.co.jp mail is handled by 10 mx1.mail.yahoo.co.jp.📮 このように、ドメイン宛てのメールがどのサーバーで処理されるかを確認できます。
メールトラブル時の調査にも便利です。
④ 詳細情報を確認する(-v オプション)
[suzuki@AlmaLinux ~]$ host -v www.google.com
Trying "www.google.com"
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 10234
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 0
;; QUESTION SECTION:
;www.google.com. IN A
;; ANSWER SECTION:
www.google.com. 299 IN A 142.250.207.100
Received 48 bytes from 8.8.8.8#53 in 9 ms👀 -v を付けると、DNS問い合わせの仕組みをより詳しく見ることができます。
ネットワークエンジニアがDNSの挙動を解析するときによく使います。
✅ まとめ
- hostコマンド は、DNSサーバを使ってドメイン名とIPアドレスを相互に調べるツール✨
- オプションでMX・NS・CNAMEなどの詳細情報も取得可能!
- ネットワーク障害調査やサーバ設定の確認にとっても便利💡
AlmaLinux 9.6 環境でも標準的に利用できるので、
「名前解決の第一歩」としてぜひ活用してみましょう🚀
