
新Linux入門|viエディタ(挿入モード)
Linuxでファイルを編集するときによく使われるのが viエディタ です。
その中でも「挿入モード(Insert Mode)」は、文字を実際に入力するためのモードです。
普段のエディタのようにテキストを入力できる唯一のモードで、
このモードに入ることで初めて「文章を書く」ことができるようになります💡

✏️ 挿入モードとは?
viエディタには3つのモードがありますが、挿入モード はその中でも
「文字を打ち込む」ためのモードです。
| モード名 | 役割 | 主な操作 |
|---|---|---|
| コマンドモード | ファイルの移動や削除、保存などを行うモード | h, j, k, l, :w, :q など |
| 挿入モード | テキストを入力するモード | i, a, o などで切り替え |
| エクスモード | ファイルを保存・終了するモード | :w, :q, :wq など |
通常、viを起動すると「コマンドモード」で始まります。
そこから iキーなど を押すことで「挿入モード」に切り替わります✍️
⌨️ 挿入モードで使う主なコマンド
挿入モードに入るためのコマンドは次の通りです👇
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| i | カーソルの位置に文字を挿入する。 |
| I | 行の先頭に文字を挿入する。 |
| a | カーソルの後ろ(次の文字の位置)から挿入する。 |
| A | 行の末尾から挿入する。 |
| o | 現在の行の下に新しい行を作り、挿入モードに入る。 |
| O | 現在の行の上に新しい行を作り、挿入モードに入る。 |
💬 ポイント
挿入モードでは、画面の左下に -- INSERT -- と表示されます。
この表示が出ていれば、テキスト入力が可能な状態です✨
🧠 各コマンドの使い方とイメージ
① i:カーソル位置に挿入
現在のカーソルの位置に文字を入力できます。
[suzuki@AlmaLinux ~]$ vi memo.txt操作例
- コマンドモードで「i」を押す
- テキスト入力開始(画面左下に -- INSERT -- と表示)
- Esc でコマンドモードに戻る
💡 もっともよく使われる基本操作です!
② I:行の先頭に挿入
行の最初に移動して入力を始めます。
カーソルが行の途中にあっても、自動的に行頭に移動します。
例
- I → 行の先頭で「コメントを追加:」などを入れるときに便利。
③ a:カーソルの次の位置に挿入
「i」は現在の位置からですが、
「a」は次の文字の後ろから入力します。
例)カーソルが "H" の上にあるとき
a を押す → "H" の後ろに文字を追加できる④ A:行の末尾に挿入
行の最後に移動して入力を開始します。
ログやコメントを行の最後に追加したいときに便利です。
例
Hello World ← ここにカーソルがあって A を押すと
Hello World#test ← 末尾から入力開始⑤ o:下の行に新しい行を作る
現在の行の下に新しい行を作り、挿入モードに入ります。
A
Bカーソルが「A」の行にある状態で「o」を押すと、新しい行「C」が下に作成されます。
⑥ O:上の行に新しい行を作る
「o」の反対で、現在の行の上に新しい行を挿入します。
たとえば設定ファイルで、コメント行を追加するときに便利です。
🧩 挿入モードからコマンドモードに戻る
挿入モードを終了してコマンドモードに戻すには、
キーボードの Escキー を押します。
この操作は viエディタの基本中の基本 で、
「入力が終わったら必ずEsc!」と覚えておくと安心です✨
💬 使用例
[suzuki@AlmaLinux ~]$ vi note.txt1️⃣ 「i」を押して挿入モードへ
2️⃣ 文字を入力
This is a test note.
Linux editing is easy with vi.3️⃣ 「Esc」を押してコマンドモードへ戻る
4️⃣ 「:wq」で保存して終了
🪄 まとめ
挿入モードは、viエディタの中で 文字を実際に入力できる唯一のモード です✏️
📘 よく使う操作をまとめると…
| 操作 | 説明 |
|---|---|
| i | カーソル位置で入力開始 |
| I | 行の先頭から入力 |
| a | 次の文字の後ろから入力 |
| A | 行の末尾から入力 |
| o | 下の行を追加して入力 |
| O | 上の行を追加して入力 |
💡 ポイント
- 挿入モードに入るときは i / a / o など
- 入力を終えたら Escキーで戻る
これを覚えると、viエディタでの編集がぐっとスムーズになります😊
次は「コマンドモードと組み合わせた編集操作」を学びましょう✨
