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【Linux入門】Linuxのホームディレクトリを英語表記にする

 日本語対応のLinuxディストリビューションで、インストール時に日本語環境を選択すると、ホームディレクトリが日本語表記になります。CUI環境でディレクトリ名を日本語で入力するのは面倒です。

 そこで、ここではLinuxのホームディレクトリの表記を日本語から英語に変更する方法を解説していきます。

CentOS7の場合の例

端末(ターミナル)で以下のコマンドを実行します。

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

すると、次のダイアログボックスが表示されます。

「Dont's ask me this again」にチェックを入れて「Update Names」をクリックします。

 端末(ターミナル)上に以下の出力メッセージが表示され、日本語表記のディレクトリが英語表記のディレクトリに変換されます。

Gtk-Message: 12:37:46.371: GtkDialog mapped without a transient parent. This is discouraged.
Moving DESKTOP directory from デスクトップ to Desktop
Moving DOWNLOAD directory from ダウンロード to Downloads
Moving TEMPLATES directory from テンプレート to Templates
Moving PUBLICSHARE directory from 公開 to Public
Moving DOCUMENTS directory from ドキュメント to Documents
Moving MUSIC directory from 音楽 to Music
Moving PICTURES directory from 画像 to Pictures
Moving VIDEOS directory from ビデオ to Videos

「ls」コマンドを実行して確認します。

$ ls
Desktop  Documents  Downloads  Music  Pictures  Public  Templates  Videos

 英語表記に切り替える前に日本語表記のディレクトリ内にファイルやディレクトリがある場合、日本語のディレクトリが残ってしまいます。

CentOS7を再起動します。

すると、以下のダイアログボックスが表示されます。

「次回から表示しない(D)」にチェックを入れて「古い名前のままにする(K)」をクリックします。

これで、Linuxのホームディレクトリを日本語表記から英語表記に変更する設定は完了です。