whatis コマンド：マニュアルの簡潔な説明

コマンドの概要

　「whatis」コマンドは、指定されたコマンドやそれに関連するマニュアルページの簡潔な説明を表示します。主にコマンドラインで使用され、短い情報を迅速に取得するために利用されます。

2. コマンドの主なオプションと説明

以下に「whatis」コマンドの主なオプションとそれぞれの説明を表にまとめます。

オプション	説明
-w	検索にワイルドカード「*」などを使用する。
-s <セクション>	指定されたセクションのマニュアルを検索する。
-r	正規表現とマッチするマニュアルを表示する。
-h, –help	ヘルプを表示する。

主なオプションと説明

3. コマンドの使用例と解説

１．コマンドの説明を表示する

　’ls‘ コマンドに関する簡潔な説明が表示されます。例えば、「list directory contents」と表示され、lsがディレクトリの内容をリストするコマンドであることがわかります。

$ whatis ls
ls (1)               - ディレクトリの内容をリスト表示する
ls (1p)              - list directory contents

２．コマンド名のマッチするマニュアルの場所を表示する

　’ls' コマンドに関連するマニュアルの場所が表示されます。これにより、マニュアルページの場所が示されます。

$ whatis -w "ssh*"
ssh (1)              - OpenSSH SSH client (remote login program)
ssh-add (1)          - adds private key identities to the authentication agent
ssh-agent (1)        - authentication agent
ssh-copy-id (1)      - use locally available keys to authorise logins on a re...
ssh-keygen (1)       - authentication key generation, management and conversion
ssh-keyscan (1)      - gather ssh public keys
ssh-keysign (8)      - ssh helper program for host-based authentication
ssh-pkcs11-helper (8) - ssh-agent helper program for PKCS#11 support
ssh_config (5)       - OpenSSH SSH client configuration files
sshd (8)             - OpenSSH SSH daemon
sshd_config (5)      - OpenSSH SSH daemon configuration file

　これらの使用例を通じて、「whatis」コマンドの使い方やオプションの選択方法がわかるかと思います。このコマンドは、特定のコマンドやそのマニュアルページに関する簡潔な情報を取得するのに役立ちます。