システムの終了と再起動

　’shutdown‘ コマンドは、Linux システムを適切に終了させるためのコマンドであり、システムをシャットダウンまたは再起動します。このコマンドはroot 権限が必要です。システムの設定によっては、一般ユーザーでもシャットダウンできる場合があります。

オプション	説明
`-h`	シャットダウン（halt）を指定します。システムを停止します。
`-r`	再起動（reboot）を指定します。システムを再起動します。
`-c`	予約されていたシャットダウンをキャンセルします。
`-k`	実際のシャットダウンは行わず、通知のみを送信します。
`-t`	シャットダウンまでの待ち時間を指定します。
`-f`	ファイルシステムを強制的にアンマウントします。

主なオプションと説明

$ sudo shutdown -h now

‘-h’ オプションはシャットダウンを指定し、’now’ は即時のシャットダウンを実行します。

$ sudo shutdown -r now

‘-r’ オプションは再起動を指定し、’now’ は即時の再起動を実行します。

$ sudo shutdown -h 22:00

指定した時刻（ここでは22:00）にシステムをシャットダウンします。

$ sudo shutdown -h +10

‘+10’ は10分後にシャットダウンすることを指定します。

　これらのコマンドを使用することで、システムのシャットダウンや再起動を容易に行うことができます。ただし、root 権限が必要であり、操作を行う前にユーザーに通知することが望ましいです。