【Linux入門】mkdir コマンド：ディレクトリの作成

【Linux入門】mkdir コマンド：ディレクトリの作成

　「mkdir」コマンドは、LinuxやUnix系のシステムで新しいディレクトリ（フォルダ）を作成するためのコマンドです。

コマンドの概要

　「mkdir」コマンドは、指定された名前の新しいディレクトリを作成します。ディレクトリが存在しない場合にのみ作成されます。

コマンドの主なオプションと説明

コマンドの使用例と解説

１．単一のディレクトリを作成

$ mkdir directory_name

　このコマンドは、カレントディレクトリ内に 'directory_name' という名前の新しいディレクトリを作成します。

２．複数のディレクトリを同時に作成

$ mkdir dir1 dir2 dir3

このコマンドは、'dir1、dir2、dir3' の3つのディレクトリを同時に作成します。

３．親ディレクトリも含めたディレクトリの作成

$ mkdir -p path/to/new/directory

　このコマンドは、'path/to/new/directory' のような親ディレクトリも含めた階層のディレクトリを作成します。例えば、'path/to' ディレクトリが存在しなくても、自動的に作成します。

４．ディレクトリのパーミッションを指定して作成

$ mkdir -m 755 new_directory

　このコマンドは、'new_directory' という名前のディレクトリを作成し、パーミッションを数値で指定しています。'755' は所有者に読み取り、書き込み、実行の権限を与え、グループとその他のユーザーには読み取りと実行の権限を与えることを意味します。

まとめ

　これらの例は、「mkdir」コマンドの基本的な使い方と一般的なオプションを示しています。ディレクトリを作成する際に、親ディレクトリの自動作成やパーミッションの設定を行いたい場合には、それぞれのオプションを利用します。