pwd コマンド：カレントディレクトリを表示
コマンドの概要
pwd（Print Working Directoryの略）コマンドは、現在の作業ディレクトリ（カレントディレクトリ）のパスを表示するためのコマンドです。これにより、どのディレクトリにいるかを確認できます。
コマンドの主なオプションと説明
以下に「pwd」コマンドの主なオプションとそれぞれの説明をまとめます。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -L | 物理的なパスを表示 |
| -P | 論理的なパスを表示 |
| –help | ヘルプを表示 |
コマンドの使用例と解説
１． 現在の作業ディレクトリを表示する
$ pwdこのコマンドを実行すると、現在の作業ディレクトリの絶対パスが表示されます。これは、どのディレクトリにいるかを確認するのに役立ちます。
２．物理的なパスを表示する
$ pwd -L ’-L‘ オプションを使用すると、物理的なパスが表示されます。シンボリックリンクがある場合、実際のディレクトリのパスを表示します。
３．論理的なパスを表示する
$ pwd -P ’-P‘ オプションを使用すると、論理的なパスが表示されます。シンボリックリンクを含めた、リンクの指すパスを表示します。
pwdコマンドは、現在の作業ディレクトリのパスを取得するための基本的なコマンドです。オプションを使うことで、異なるパスの表示方法を選択することができます。