【Linux入門】gunzip コマンド:ファイルの解凍

コマンドの概要

 「gunzip」コマンドは、「.gz」という拡張子の付いたファイルを解凍するために使用されます。単一のファイルを解凍する際に利用され、基本的な使用法は 「gunzip ファイル名.gz」です。

コマンドの主なオプションと説明

オプション説明
-c解凍した内容を標準出力に表示する。
-d解凍する。 (gunzip のデフォルト動作なので通常は不要)
-f解凍時に既存のファイルを上書きする。
-t圧縮ファイルの検証を行う。
主なオプションと説明

コマンドの使用例と解説

1.単一のファイルを解凍

「file1.gz」を解凍して「file1」として保存します。

$ gunzip file1.gz

2.解凍した内容を標準出力に表示

「file2.gz」 を解凍し、その内容を標準出力に表示します。

$ gunzip -c file2.gz

3.解凍時に既存のファイルを上書き

「file3.gz」 を解凍し、既存の同名のファイルがあっても上書きします。

$ gunzip -f file3.gz

4.解凍後に元の圧縮ファイルを保持

「file4.gz」を解凍し、元の圧縮ファイルである「file4.gz」を保持し、解凍ファイル「file4」を作成します。

$ gunzip -c file4.gz > file4

5.圧縮ファイルの検証

「file5.gz」の圧縮ファイルが正しいかどうかを検証します。

$ gunzip -t file5.gz

まとめ

 「gunzip」コマンドは単純な圧縮ファイルの解凍だけでなく、様々なオプションを用いて解凍や検証などの操作が行えます。