【Linux入門】ファイルの所有者と所有グループとは

 Linuxシステムでは、各ファイルやディレクトリには所有者(User)と所有者の所属するグループ(Group)が存在します。これらの情報は、ファイルやディレクトリのアクセス権を管理する上で非常に重要になります。

所有者(User)

 ファイルやディレクトリを作成したユーザーを指します。このユーザーは通常、ファイルに対して特別な権限を持ちます。所有者は「 ls -l」コマンドで確認できます。

所有者の所属するグループ(Group)

 ファイルやディレクトリを作成したユーザーが所属しているグループを指します。グループは一般的に、そのユーザーと同じ名前のグループが作成され、所有者はそのグループに自動的に所属します。所有者の所属するグループも「ls -l」コマンドで確認できます。

所有者と所有グループの確認

所有者と所有グループを確認するためには、「ls -l」 コマンドを使用します。以下はその例です。

$ ls -l filename

 このコマンドは、指定したファイルやディレクトリの詳細な情報を表示します。例えば、以下のような出力が得られます。

-rw-r--r-- 1 user1 group1 1024 Jan 13 10:30 filename

 上記の例では、'filename' というファイルがあります。詳細な情報の中で、所有者は user1、所有者の所属するグループは「group1」 であることが確認できます。