Linuxコマンド演習10

このページで解説している内容は、以下の YouTube 動画の解説で見ることができます。

以下のコマンドの演習を行います。

tar コマンド：圧縮アーカイブの作成と展開

実際にコマンド操作を行いながら、Linuxの操作に慣れていきましょう。

演習01：ディレクトリとファイルの作成

まず、演習で必要となるディレクトリとファイルを作成していきます。

・以下のコマンドを実行してディレクトリとファイルを作成します。

‘archive’ ディレクトリを作成して、複数のファイルをコピーします。

$ mkdir archive
$ cp /etc/hosts /etc/services /etc/fstab archive
$ ls
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演習02：圧縮アーカイブを作成する

・’archive’ ディレクトリを圧縮アーカイブにします。

tar コマンドを使ってアーカイブファイルを作成します。以下のオプションを指定します。

　’c’　・・・　アーカイブを作成する
　’z’　・・・　gzip 圧縮を利用する
　’v’　・・・　詳細を表示する
　’f’　・・・　アーカイブファイルを指定する

$ tar czvf archive.tar.gz archive
archive/
archive/services
archive/fstab
archive/hosts
$ ls
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演習03：元ディレクトリの削除

・’archive’ ディレクトリを削除します。

rmコマンドでディレクトリを削除するには、「-r」オプションを指定します。

$ rm -r archive
$ ls
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演習04：’archive.tar.gz’ を使って「archive」ディレクトリを復元する

tar コマンドを使って圧縮アーカイブファイルを展開します。以下のオプションを指定します。

　’x’　・・・　アーカイブを展開する
　’z’　・・・　gzip圧縮を利用する
　’v’　・・・　詳細を表示する
　’f’　・・・　アーカイブファイルを指定する

・’archive.tar.gz’ ファイルを展開します。

$ tar xzvf archive.tar.gz
archive/
archive/services
archive/fstab
archive/hosts
$ ls
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「archive」ディレクトリが復元されました。

　tarコマンド、gzipコマンド、gunzipコマンドを駆使しなくとも、オプションを指定することで、tarコマンドだけで、圧縮アーカイブの作成と展開ができます。

演習終了時の作業：ファイルの削除

・この演習で作成したファイルを削除しておきます。

$ rm -r archive
$ rm archive.tar.gz 
$ ls
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