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Linuxコマンド演習16
以下のコマンドの演習を行います。
実際にコマンド操作を行いながら、Linuxの操作に慣れていきましょう。
演習01:実行権限を追加します。
・まず、ファイル「file1.txt」を作成します。
$ date > file1.txt
$ ls -l file1.txt
-rw-rw-r--. 1 user01 user01 43 1月 15 01:43 file1.txt
「file1」のパーミッションが「rw-rw-r--」(664)となっています。
・「file1.txt」に実行権限を追加します。
$ chmod +x file1.txt
$ ls -l file1.txt
-rwxrwxr-x. 1 user01 user01 43 1月 15 01:43 file1.txt
実行権限が追加され、「file1」のパーミッションが「rwxrw-r--」(775)となっていることが確認できます。
演習02:複数の権限を一度に変更します。
・「file1.txt」のパーミッションを所有者に読み取りと書き込み権限を、グループとその他のユーザーに権限をなしに設定します。
$ chmod u=rw,go= file1.txt
$ ls -l file1.txt
-rw-------. 1 user01 user01 43 1月 15 01:43 file1.txt
「file1」のパーミッションが「rw-------」(600)となっています。
演習03:アクセス権に3桁の数値を指定する。
・パーミッションに「755」を指定します。
アクセス権には「755」のような3桁の数値を指定することもできます。
& chmod 755 file1.txt
$ ls -l file1.txt
-rwxr-xr-x. 1 user01 user01 43 1月 15 01:43 file1.txt
演習04:ディレクトリにスティッキービットを追加する。
・「directory」という名前のディレクトリを作成します。
$ mkdir directory
$ ls -ld directory
drwxrwxr-x. 2 user01 user01 6 1月 15 23:51 directory
・「directory」ディレクトリーにスティッキービットを設定します。
$ chmod +t directory
$ ls -ld directory
drwxrwxr-t. 2 user01 user01 6 1月 15 23:51 directory
パーミッションの最後に「t」が付いていることが確認できます。
スティッキービットは、ディレクトリのパーミッションの最後に設定されます。ディレクトリにスティッキービットを設定すると、そのディレクトリ内のファイルを削除する権限が制限され、ファイルの所有者でないユーザーが他のユーザーのファイルを削除できなくなります。
演習終了時の作業:ファイルとディレクトリの削除
・「file1.txt」ファイル、「directory」ディレクトリを削除します。
$ rm file1.txt
$ rm -r directory
$ ls
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